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2021.04.28

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「経営理念ってよくわからん」と思った時に考えること

株式会社ブレインマークス

 

 

 

 

 

今回のテーマは「経営理念ってよくわからん」と思った時」です。

 

私自身、この会社を20年間経営していますが、最初の10年間は、経営理念がよくわからないと思っていました。

 

周りの社長さんたちが経営理念を話しているのを聞いて、経営理念を掲げていたら、かっこいいなという浅はかな気持ちで、経営理念をつくった記憶があります。

 

今回は、経営理念には、どういった意味があって掲げるものなのか、経営理念がわからない時に考えるべき、基本的なことをお伝えします。

 

 

■「経営理念」を見直すべきキッカケ

 

 

私自身、創業8年目の時に、会社全体がギスギスし、社員は会社の悪口を絶えず言っている状況が続き、社員の不満が爆発して会社で集団離職が起こったのです。

 

私は、必死で経営していたつもりですが、今のままではダメだと気付き、そこから経営というものに対して、真剣に振り返りました。

 

そこで考えた一つが、経営理念です。

 

いろんな会社の経営理念を見たり、調べたりしながら、徹底的に向き合って考えました。

 

経営理念が分からないと思われている経営者の方も、他社の経営理念を参考にしたり、調べたりしたことがあるのではないでしょうか。

 

ネットで経営理念を調べてみると、会社の経営理念の例や、経営理念の良い点と悪い点を比べてみた結果など、様々な情報が出てきます。

 

色々な会社が、思い思いの経営理念を掲げていますが、見てみると全体的に意味がよく分からないものばかりなのです。一生懸命見れば見るほど、なんでこの経営理念なのかよくわからない。

 

弊社の経営理念は「ビジネスを通じて人を幸せにする」。この経営理念を掲げて、8年程経営しています。

 

それまでは、しっくりせず、経営理念を読んでいたら気恥ずかしいような気持ちになり、こんな経営理念で合っているのかわからず、経営理念を一年毎に変えるという時間もありました。

 

現状、経営者のほとんどが経営理念の目的を掲げ、会社の理念に基づいて経営するべきだ、と言っていることが多いです。確かに、経営理念はかっこよく、意味を考えた時に素晴らしい言葉ばかりです。

 

しかし、社員全員が経営理念をいつも頭に入れ、経営理念を考えながら働いているか、と言われるとそうではないと思います。「経営理念に基づいて経営する」のは、言葉だけになっている可能性が高く、それでは経営理念の必要性がなくなってしまいます。

 

皆さんには、本当の意味での経営理念とは何なのか、を考えるべきなのです。

 

 

■経営理念の本当の意味とは

 

 

アメリカに行く機会があり、そこで経営の仕組み化を学び、経営理念を掲げるべき理由がわかりました。まず、びっくりしたのが、経営の仕組み化を学びに行ったにも関わらず、最初に言われたのは、会社で最も大切なのはドリームだ、と言われたことです。

 

会社で最も大切な「ドリーム」について、人は夢がある場所に集まり、この会社はどんな夢をかけているのか、つまり、夢を掲げない会社には人もお客さんもお金も集まらない、と教わりました。

 

よくわからず、今度はアメリカの会社の経営理念は、どういう状態になっているのか色々調べたのです。

 

調べてみると、多くの会社が経営理念として、Purpose(=目的)を掲げていました。経営理念は「purpose=目的」であるとわかった瞬間、すごく納得ができたのです。

 

つまり、経営理念とは、この会社が成し遂げる目的、何をするために生まれてきたのか、この会社が何をしようと思っているのか、という存在目的だったということです。

 

そこで、日本の企業の経営理念は、バラバラであることに気付きました。目的を経営理念としている会社もあれば、こんな世界を作りたいという夢を経営理念にしている会社、さらには、こうあるべきだという考え方を経営理念としている会社もあります。

 

ですから、日本の企業は経営理念の使い方がものすごく曖昧なのだということをアメリカで経営の仕組み化を学んだときに気付いたのです。曖昧な経営理念を使っているにも関わらず、多くの会社が理念経営と言っているのは間違いだと思います。

 

まず、経営理念とは何なのか、定義する必要があると考えた結果、弊社の経営理念は、この会社が存在して成し遂げる夢なのだ、と社員に提示しました。そして、私たちのビジネスを通じて、人が幸せになる会社をつくろう、と目的をいくつか考えました。

 

・社員が幸せになる

・取引先の皆さんに対して、WIN-WINの関係をつくり幸せになる

・より良い経営システムの情報を提供することでクライアントが幸せになる

・クライアントが良い会社になることによって社員の皆が幸せになる

 

弊社が、支援することを通じて良い会社をつくり、一人でも多くの人が幸せになってほしい、そういった世界をブレインマークスが作るんだ、ということを「夢」にしようと決めると、経営理念が経営に生かされるツールになると確信を持てました。

 

 

■社内に浸透させる方法

 

 

経営理念を掲げた当初は、自己洗脳も含めて、とにかく色々なところで企業理念について話をしたり、書いたりしていました。そのおかげで、今では、理念に共感して面接を受けにきてくれる方も増えました。

 

しかし、弊社の「ビジネスを通じて人を幸せにする」という経営理念を掲げる前に入社した社員は、ぽかんとしていたのが事実です。

 

企業理念と同じ時期に掲げたコア・バリューという働く心情については、社員にすんなりと受け入れてもらえましたが、企業理念はなかなか受け入れてもらえませんでした。

 

弊社の場合は、先に2、3年かけてコアバリューは浸透しましたが、そんな中で企業理念について社員に聞いてみると、綺麗事だと思う、とハッキリ言われる程、全く浸透していなかったのです。

 

浸透していないことに気付いてから、私の中で企業理念浸透キャンペーンを行ないました。

 

企業理念を会社に浸透させる一つの良い方法としては、社内で社員が企業理念について、言葉にする機会をつくること。

 

例えば、弊社では、社員が順番で採用面接を担当しています。その際、社員に理念を語ってもらっています。言葉にしていくうちに、企業理念がすんなり頭に入ってきます。

 

また、アメリカの企業で言うところの「夢」は、うちの会社理念に置き換えました。

 

「中小企業の未来と中小企業経営者の人生を変革する」これが私たち一人ひとり働く社員の目的とし、この目的のもと、社員を集め、集まった社員がその目的を実現するために、サービス提供をしようと提案しました。

 

会社理念を積み重ねていけば、いつか企業理念が実現できるんじゃないかというふうに考えたのです。

 

経営理念を掲げて、大きくプラスになったことは、経営者として、この会社で何を成し遂げるのかという夢が定まったこと、その夢を実現するために私自身が何を目的に仕事をすればいいのかということが決まったことです。

 

それによって、経営者としての覚悟が決まって腹が据われば、周りに集まる人も変わります。そして、周りから見られる見られ方も変わるのです。

 

ここで、皆さんに理解していただきたいのは、経営理念は、ミッション、企業理念、目的、にしても「言葉」はカッコ悪くてもいいということです。

皆さんの会社が成し遂げる夢、目的というものをまずは表現するということが、結果的に社員を一つの場所にまとめていく大きな経営ツールになります。

 

 

■今日の結論

 

 

企業理念に対して真剣に取り組み、企業理念を実現するために何ができるか、ということを考えるようになってからは、周りの人達から、私自身の考えがぶれないということを感じてもらえるようになりました。そのおかげで、社員との関係性も凄く良くなったと感じています。

 

是非、自社の夢は何なのか、何を成し遂げたいのか、自社は何のために存在するのか、それを表現するということだけに集中してみてください。

 

そうすれば、企業理念というものに納得するタイミングが必ず訪れます。

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