『頑張っています!』……なのに、成果が出ない社員との向き合い方 | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2023.12.28

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『頑張っています!』……なのに、成果が出ない社員との向き合い方

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「『頑張っています!』……なのに、成果が出ない社員との向き合い方」です。

先日クライアント様から「なかなか成果が出ない社員がいるのですが、本人は頑張っていると言います。PDCAがうまく回っておらず、レベルアップしていないように見えます。どうサポートしたらいいのでしょうか」というご相談をいただきました。私たち経営者の悩みの多くは人材育成に関することではないでしょうか。

もちろんレベルアップのため努力し勉強する社員はとても素晴らしく認めてあげたいという気持ちはあります。ですが成果がでなければ本人のモチベーション低下にもつながってしまうかもしれません。

そこで今回は短期間でしっかりと成果を出す人材教育の方法についてお伝えしていきます。

■成果を出すまでの3つのステップ

ではまず、成果を出す人と出せない人の違いとはなんでしょうか。実は、成果を出す人の踏んでいる3つのステップが存在するのです。

まずは「理解する」。スキルや知識を知っている段階で、例えば仕事なら業務内容を理解していることを指します。

次に「できる」。実際に行なう・活用できるようになること。ですが常に同じ結果を出すためには反復が必要な段階です。

最後に「身に付く」。実践できるだけでなく状況に合わせて応用ができる段階を指します。

このステップを進むためには一定の「行動量」が必要になります。

例えば試験勉強であれば○○時間の勉強量、スポーツであれば○○時間のトレーニングなど。本人の得意不得意である程度前後しますが、必ず成果を出すための一定ラインがあるのです。

■「行動量」×「PDCA」=「成果」!

成果を出せない人の多くは、成果を出している人と比較して「行動量」が少ない傾向にあります。「自分なりの行動量」ではだめなのです。

まずはその人の「行動量」が適切かどうかをチェックしましょう。既に成果を出している人の基準に合わせれば自然と「行動量」が足りるようになります。

行動量が足りているのに成果が出ていない場合は「PDCA」がうまく回せていない可能性があります。行動量が足りていてもその行動の見直しや修正ができていなければ成果は出ません。そういった社員には練習方法の見直しやフィードバックの機会をつくるなどのフォローを行ないましょう。

「行動量」と「PDCA」、そのどちらが欠けても成果は出ないのです。

■“見える化”して計画を共有する

適切な行動量で短期間に成果が出せるようフォローするには「見える化」がおすすめです。どれだけ練習するのか1ヶ月の行動計画を社員自身に立ててもらい、その行動量が適切かどうかを確認。そしてその計画に沿って実行できたか毎日振り返りの記録をつけてもらいましょう。

行動できていなかった場合はその原因を見つけて来月に活かせますし、行動している場合はそのやり方を見直してより良い行動につなげることができます。

結果と実行どちらも記録することで実際の行動量も把握できますし、PDCAを回す際に反省点を探りやすくもなります。

社員自身も「自分なりの頑張り」から脱却し、成長する方法を掴むいい経験となるでしょう。

■本日の結論

このようにしっかりと「見える化」を行なうとフォローする側の私たちも時間と労力を割かなければなりません。しかし能動的に成長しようとしている社員が適切な行動量をとれていない、PDCAが回せていないなどの理由で成果が出せていないのだとしたらそれは大変もったいないです。

行動から頑張りがわかる社員にPDCAを回す指導をしてみてはいかがでしょうか。きっと満足いく社員の成長が見られるようになりますよ。

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