一番苦戦する部下の特徴とは? | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2023.10.19

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一番苦戦する部下の特徴とは?

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「一番苦戦する部下の特徴とは?」です。

クライアントの方より「なかなかやる気を出してくれない部下がいます。一見するとモチベーションも高そうに見えるのですが、行動が伴わず成長意欲が無いような気がするのです」というご相談をいただきました。

人の本当の気持ちは、言葉よりも行動に出るもの。その行動を見て「成長意欲がない」と感じる部下の指導は、とても難しいものです。一体どのように対処すればいいのか、そのヒントをお伝えしていきましょう。

■「成長意欲がない」=「なりたい自分がない」?

そもそも人が「成長したい」と思うのは、何故なのでしょうか。それは「なりたい自分」があるからだと、私は考えています。理想の自分を思い描き、現状とのギャップを感じた時に「諦めたくない」という気持ちがあれば、成長意欲が湧いてくるのではないでしょうか。

「なりたい自分」を持ち成長意欲があると、困難に立ち向かう力が生まれます。仕事において壁にぶつかったとしても、理想に近づくために背中を押してくれるのが、この成長意欲なのです。

しかし「なりたい自分」がないと、目標が持てず日々を無為に過ごしてしまいがちです。今回ご相談の部下の方には、もしかすると「なりたい自分」の姿が見えていないのかもしれま

■まずは原因を探ることが大切

ただ成長意欲が見えないからといって、必ずしも「なりたい自分」がないとは言い切れません。その人なりに「なりたい自分」があるけれど、上手くいかずにもがいているという場合もあります。

最初から成長意欲がないと決めつけるのではなく、たまたま上手くいっていないだけなのか、それとも本当に成長意欲がないのかを見極めるプロセスが必要です。

そのために有効なのが1on1です。定期的なコミュニケーションによって、本人が実際はどのように考えているのか、そして行動が伴っていないように見えるのは何故なのかを探っていきましょう。

■お互い「Win-Win」になるために

もし部下に成長意欲がない、もしくは「なりたい自分」と会社で働くことが繋がっていない場合は、いくら教育をしても成果を出すのは難しいかもしれません。しかし、貴方の会社で働くことが部下の「なりたい自分」と少しでも繋がっているのであれば、どのようにすれば理想に近づけるのかを積極的に話し合うようにしましょう。

一丸となって成長していく会社は、会社の理念やビジョンの実現がスタッフ自身の「なりたい自分」に近づく道とリンクして、お互いWin-Winの関係になっています。だからこそ部下のキャリアや目指す未来について、日頃から積極的に話し合うことが大切なのです。

■本日の結論

部下の行動に成長意欲が見られないと感じた時は、まず積極的にコミュニケーションをとって、その要因を探るようにしてください。もしかすると「なりたい自分」と現実との狭間で、もがき苦しんでいるのかもしれません。その場合は、どのようなキャリアであれば理想に近づけるのかをじっくり話し合うことが大切です。

しかしそもそも成長意欲がない場合は、いくら話し合っても徒労に終わってしまう場合があります。このような問題が起きないよう、本人の理想のキャリアが貴方の会社で実現できるかどうかを採用の段階から見極め、入社後のギャップを減らすように心がけましょう。

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