なぜ、あなたの社員は疲弊しているのか? | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2023.08.17

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なぜ、あなたの社員は疲弊しているのか?

株式会社ブレインマークス

 

今回のテーマは、「なぜ、あなたの社員は疲弊しているのか?」です。

先日、創業して5年目の経営者の方にご相談をいただきました。「この5年間、事業を軌道に乗せようと必死に頑張ってきました。しかし、協力的だった社員たちから、次第に『いつまで頑張ればいいのですか』という声が上がりだしています。正直なところ、どう対応すればよいのかわかりません。安東さんは、このような経験はありますか?」という内容です。

会社を興して5年目であれば、経営者としては「もっと頑張り続けたい、社員にも頑張ってほしい」と感じますよね。こうしたお悩みを抱える経営者の方は少なくありませんし、私自身も似た状況の中で悩んだ経験があります。

しかし、社員が疲弊している現状を放っておくと、会社にとってのリスクに繋がる恐れがあるのも事実です。そこで今回は、会社の成長と社員のキャパシティのバランスについて、経験を踏まえた私見をお伝えしていきます。

■社員を走らせ続けるリスク

結論から申し上げますと、私は「一度ペースダウンして、社員の皆さんに余裕を取り戻してもらうべき」だと考えています。

まだ会社が若いうちに走るペースを落とすのは、成長のチャンスをみすみす逃すような行いに感じられるかも知れません。しかし、社員が疲弊しているにも関わらず無理に全力疾走を続けさせていると、必ずどこかのタイミングで限界が訪れ、パフォーマンスの低下や離職といったトラブルが次々と発生することになるのです。

意図的にペースを落とそうと落とすまいと、社員が息切れしている時点で、会社の成長にブレーキがかかるのは必然だということですね。そうであれば、限界が来る前に走るペースをコントロールした方が、会社にとっての影響をより小さく抑えられるのではないでしょうか。

■「選択と集中」でマルチタスクを予防

次に、社員の疲弊を防ぐための具体的なペースの落とし方について考えてみましょう。私は、一度社員たちの現状をよく観察し、過度なマルチタスクが発生していないかチェックすることをおすすめします。

私たちのような中小企業には、一人が複数の役割やプロジェクトを担うマルチタスクの状態がつきものです。特に経営者にとっては、多数の仕事を平行して進めるのが当たり前かも知れません。しかし、社員が同時に取り組めるタスクの数は2つ、多くとも3つが限度であると考えましょう。

同時に四つ以上の仕事を抱えると、ほとんどの人はパンク状態に陥り、みるみる消耗してしまいます。息切れを防いで安定したパフォーマンスを発揮してもらうためには、本当にその社員に任せるべき仕事を選択し、そこに集中できるような環境をつくることが大切なのです。

■定期的に「区切り」を設ける

息切れを防ぐためのもう一つの方法は、一度歩みを止めて道のりを振り返る「区切り」の時間を設けることです。

立ち止まる機会がないまま新しい目標を次々に与えられると、社員は「やってもやっても終わらない」という追い詰められた心境に陥り、やがては疲れ切ってしまいます。定期的に区切りを設け、自分自身や周囲の努力とその成果を実感できるようにすれば、社員は気持ちを新たにして次の目標に向かえるのです。

たとえば、ブレインマークスでは年に一度の経営計画発表会を「区切り」とし、その1年で成し遂げたこと、実現できたことを振り返るようにしています。1年間に限らず、1カ月や半年、3年、5年といった大小さまざまなスパンでの区切りを設けることで、社員はもちろん経営者自身も成長を楽しみながら歩み続けられるようになるでしょう。

■本日の結論

社員の健やかな成長や、会社に対する愛着の気持ちがなければ、会社を発展させることはできません。息切れを防ぐためのペースコントロールは、5年先、10年先にも会社が成長し続けるための投資ともいえるのではないでしょうか。

まずは、多すぎるマルチタスクを抑制すること。そして、定期的に成長を振り返れる「区切り」を設けること。社長自身の疲弊を防ぐためにもこうした工夫を取り入れて、長い経営の道のりを楽しみながら走っていただければと思います。

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