なぜ、ビジョンは“ストーリー”でなければいけないのか | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2023.05.11

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なぜ、ビジョンは“ストーリー”でなければいけないのか

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「なぜ、ビジョンは“ストーリー”でなければいけないのか」です。

「会社全体で一体感をもって成長していくためにビジョンを描いてみましたが、社員からは思ったような反応を得られていません。若干うんざりしているようです……」というご相談をいただきました。そのビジョンとは「5年後までに年商〇〇円になる!」というようなシンプルなものだそうです。

ビジョン作成に一歩踏み出したのは、非常に素晴らしいことです。しかし上手くいっていないのは、もしかすると「ビジョンの肝」が抜けているからかもしれません。一体どういうことなのか、詳しくお話していきます。

■ビジョン=販売目標ではない

今回のご相談では「年商〇〇円になる!」というビジョンを掲げているようですが、その言葉だけではビジョンではなく「販売目標」になってしまいます。そのため社員には、このビジョンがノルマやただの数値目標にしか見えていないのではないでしょうか。

ビジョンとは「将来どのような姿になりたいのか」を描くことであって、決して販売目標ではありません。年商の目標を掲げること自体はいいのですが、そこに「ストーリー」があるかどうかが重要になります。

ストーリーとは、例えばその時どのような組織になっていて、何を大切にしていて、どのような顧客に囲まれ、どのような価値を世の中に提供しているかといったことになります。そしてそれによって「社員がどのように幸せになっているのか」という部分が見えなければならないのです。

■感情を動かしてもらうことが「ビジョンの肝」

なぜビジョンにはこのようなストーリーが必要なのか。それは、人間が感情の生き物だからです。

人が驚くような行動力を見せたり、普段からはイメージできないような創造をしたりする時、その源泉となっているのは「感情」です。感情が昂っている時やワクワクするような未来が具体的にイメージできた時、人はエネルギーに満ち溢れます。

「ビジョンの肝」とは、まさにこのこと。今回のご相談にも「会社全体で一体感をもって成長していくために」とありますが、そのために必要なのが、社員の感情を動かすストーリーなのです。

■ストーリーには「困難を予測できる効果」もある

そして、このストーリーにはもう一つ効果があります。それは「困難を予測できる効果」です。ビジョンのストーリーを描いて未来の理想の姿がはっきり見えると、現在の姿とのギャップも明確になります。つまり、理想の姿にたどり着くまでの困難が予測できるというわけです。

しかしビジョンに描かれた未来に共感・共鳴していれば、それがポジティブな反応として現れるケースがほとんどです。簡単に到達できる場所ではないからこそ、困難の先にあるその景色を見てみたいと思うのではないでしょうか。

■本日の結論

ビジョンとは、ただやりたいことを書けばいいわけではありません。社員の頭に「未来の姿」を具体的にイメージさせて、心を動かしてもらうことが目的です。それにより組織に一体感が生まれ、描いた未来の姿に少しでも近づくために自分には何ができるのかと社員が考えるようになります。

貴方が掲げたビジョンは、ただの販売目標になってはいませんか?そこに「ワクワクするようなストーリー」があるのか、今一度点検をしてみましょう。

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