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2022.02.10

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社員の特性を見極めるポイント

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「社員の特性を見極めるポイント」です。社員の能力を生かして仕事を任せることは大切ですが、いざ本人が得意だと申告することを任せてみても、うまくいかないケースはよくあります。社員の特性を掴み切れず、どうすれば成長させられるか悩んでいる経営者は少なくありません。はたして社員の能力を見極めるにはどこに注目したらよいのか、そのヒントについてお伝えしていきます。

■社員の能力をどのように伸ばしていくか

社会人経験が浅い人ほど「好き」「やってみたい」と興味がある分野と、自分の能力を混同しがちです。もちろん「好きこそものの上手なれ」ということわざにもあるように、頑張って取り組めば上達することもありますが、決してその能力が高いとも言い切れません。

そのため、本来の能力を見極めるには第三者であるマネジャーやチームリーダーたちの目が必要とされます。

■本人が気付いていないことに注目する

本人は得意だと言うけれど、客観的に見ると実はそれほどでもなさそうなことはよくあります。それよりも、本人が「そんなことできて当たり前でしょ」と何気なくやっていることに注目すべきです。

特別だと思わず行動し、結果を出していることを観察してみると、その人の本来の特性がわかってきます。

もちろん、社員のやる気や希望を尊重することも大切でしょう。しかし、やる気はあるけれど、結果が出ない仕事と、やってみたらどんどん結果が出る仕事、長期的な視点で見ればどちらが楽しいかは一目瞭然です。

■コンピテンシーから能力を見極める

ただし、結果だけに注目しても本来の特性を見誤ってしまう場合があります。たとえば、ライティングが上手な人がいたとしましょう。その場合「文章がうまい」という結果だけに捉われず「なぜ文章を書くのがうまいのか」という要因まで、更に掘り下げて考えることが重要です。

なぜなら、文章が上手なのはあくまでも表面的な成果に過ぎず、その奥底には「企画を形にするのがうまい」「物事を見る視点がユニーク」など更なる能力を秘めている可能性があるからです。

そこまで深掘りできると、この人はライティングの仕事だけではなく、商品開発や企画立案にも向いていることが分かるでしょう。

その人が出した成果の奥底にある、コンピテンシー(優れた成果をもたらす行動特性)が何なのか?そこまで読み取れると、本来の特性がわかってくるものです。

■今日の結論

まずは、社員が無自覚にやって成果を出していることに注目してみるのが、能力を見極めるための第一歩です。そして、得意そうだなと感じた部分の本質にある「コンピテンシー」まで見極められたら、その社員にどんな仕事が合っているのかわかってくるでしょう。

もちろん実際に仕事を任せてみたら、うまくいかないケースもあるかもしれません。しかし、闇雲に仕事を任せるより、この方法に基づいて試していけば、正しい能力開発への近道となるはずですよ。

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