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2022.12.22

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残業削減に踏み出せない社長へ

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「残業削減に踏み出せない社長へ」です。

クライアントより「有給取得促進や残業削減に積極的になれない」というご相談をいただきました。社員にとっては良いことだと理解していても、経営者として何となく腑に落ちないというのです。

なぜ有給取得促進や残業削減の流れに対して前向きになれないのか。その原因と、働き方改革にどう向き合えばいいのかをお伝えしていきます。

■働く時間が減る=売上低下?

働き方改革に対して何となく引っかかりを感じてしまうのは、経営者の頭に「働く時間=売上」ということが無意識のうちに刷り込まれているからです。そのため有給取得促進や残業削減と聞くと、生産性が落ちるのでは?と考えてしまうのでしょう。

私も若い頃は終電で帰るのが当たり前、ときには泊まり込みもするといった会社に勤めていたので、「働く時間=売上」となるのは十分理解できます。若い頃がむしゃらに働いて起業したという経営者も多いでしょうから、そう考えるのも無理からぬことです。

しかし、働き方改革はもはや時代の流れです。ここは少し視点を変えて考えてみましょう。

■働き方改革は時代からの挑戦状

いくら経営者が「損するから嫌だな」と考えたとしても、時代はどんどん進んでしまいます。ここで古い考え方に固執してしまうと、時代から取り残されて社員の離職リスクを高めることになりかねません。

私は、これは時代からの問いかけだと考えています。「働く日数や時間を減らしても成長しつづけられるビジネスをどう作っていくのか」という挑戦状なのです。

人口が減り続ける中で優秀な人材を採用することの難しさを、中小企業経営者の多くが痛感していると思います。この人材不足の流れは、どんどん加速していくでしょう。そのため、少ない時間でも生産性を上げられるシステムを構築しなければ、中小企業は生き残っていけないのです。

■「今」よりも「未来」を考える

現時点で人材不足や生産性について悩んでいなくても、いつか必ずこの問題にぶつかるときがきます。人口減少、人手不足という時代の流れは止められないのです。

いずれ向き合わなければならないのであれば、目先の損より未来の得を考えて、早いうちから動いていきましょう。今と同じ、もしくは少ない時間で生産性を高めるにはどうしたらいいのかを、徹底的に考えるのです。

私は、社員が夢中になって働く会社をつくることが生産性アップにつながると考えました。人間関係が悪い職場では、余計な気分を使って効率が悪くなってしまいます。一方、社員が仕事に対してやる気と誇りを持って働いていれば、同じ8時間の勤務でも生産性は変わってくるはずです。そして社員が夢中になって働けば、お客様に対してもより良いものを提供できるようになります。

社員が誇りを持って働けて、お客様から愛される仕事をつくるという両輪に対して本気で取り組んでいけば、高い生産性を実現できるはずです。

■本日の結論

中小企業の経営は、とかく短期的視野に陥りやすいものです。しかし目先で損することに固執していては、会社の成長は見込めません。会社が成長しつづけるためには、時代の流れという未来を見極め、少ない時間でも生産性が上がるビジネスをつくる必要があります。

働き方改革と向き合いながら生産性を高めるとなると、1年や2年は苦しい思いをするかもしれません。しかし社員とお客様、双方のロイヤリティを高められたら、生産性も上がるはずです。私もまだ道半ばです。一緒に頑張っていきましょう!

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