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2022.10.27

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経営者のセルフマネジメント

株式会社ブレインマークス

今回のテーマは「経営者のセルフマネジメント」です。

自分の時間の使い方に悩んでいる、というクライアントの声をよく耳にします。目の前の仕事に忙殺されて、気が付いたら時間が過ぎていた。日々その繰り返しだという方も多いのではないでしょうか。

経営者が何にどう時間を投資するかは、会社経営において非常に重要です。そこで今回は、私がマイケル・E・ガーバー氏に教わった経営者の時間の使い方、セルフマネジメントについてご紹介します。

■経営者の3つの仕事

まず、経営者の仕事は大きく分けて次の3つです。

・職人⇒営業やコンサルタントなど、直接クライアントと接する現場の仕事。2,3日、長くても3ヶ月程度の目線。

・マネジャー⇒資金・売上・人材等の管理や経営計画書の作成といったマネジメントの仕事。概ね1年程度、長くても3年の目線。

・リーダー⇒未来を描き、未来から逆算して現在をイメージする仕事。5年、10年といった先の目線。

この3つの仕事において、何にどれだけ時間をかけるか。これが、今回のテーマでもある「経営者のセルフマネジメント」になります。皆さんは、自分の時間をどの仕事に費やしていますか?

■成長のために「職人」の時間を減らす

マイケル・E・ガーバー氏は、すべての時間を職人の仕事へつぎ込んでしまうと会社が成長できないため、経営者は現場から離れるべきだと説いています。経営者が現場での仕事に時間を割いていると、会社の未来を描く人がいなくなるためです。未来を考える人がいないと長期的視野を持てず、会社経営が必ず行き詰ります。

とは言え、業務のクオリティを維持できず売上が下がるリスクあるので、経営者が現場を離れるのは容易ではありません。そのため、常に最前線で「職人」として時間を費やしている経営者も多いのではないでしょうか。

そこで私は、自分なりのやり方を考えました。私の場合は社員がしっかりと成長できるまで、具体的には2025年と期限を区切り、現場で働くと決めたのです。そして身体は現場でも、頭の中の7割は会社の経営や未来について使うことにしました。

ブレインマークスは中小企業コンサルタントなので、朝から晩まで多くの経営者と会社経営の話をしています。基本的に、頭の中は常に経営や未来の話であふれているのです。クライアントのことと自分の会社のことが、ある意味ないまぜだからこそ、この方法がしっくりきたのだと思います。

これはあくまでも弊社の場合なので、必ずしも正しい方法とは言えません。業種や会社の状況によるでしょう。任せられるのであれば思い切って任せて、すぐに現場から離れられない場合は私のように「身体は現場、頭は未来」という方法を試してみてはいかがでしょうか。

■社員の理解も必要

そして経営者が「リーダー」の仕事をする時間を確保するには、経営者自身の工夫だけでなく社員の理解と協力が不可欠になります。経営者が自分の時間をとって何がしたいのか分からないと、社員も協力しようがありません。

弊社の動画やブログを社員に見せるなどして、経営者には現場で働く以外にも未来を考える時間、労力、体力を確保する必要があるのだと、社員に理解してもらいましょう。経営者が何のために時間を確保したいのかが伝われば、社員に協力してもらいやすくなるはずです。

■本日の結論

リーダーの仕事をする人がいなければ、会社の成長は阻害されてしまいます。そしてリーダーの仕事は、経営者にしかできません。任せられる部分は任せて、難しい部分は「身体は職人、頭はリーダー」というように割り切り、社員と協力しながら「リーダーとしての時間」を確保しましょう。

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