株式会社フロンティアコンサルティング 取締役 佐々木 真志様

Q1.Dreaming Roomに参加する以前の自社/ご自身の問題点・課題・悩みは何でしたか?

私は他の方と違い、経営者だけど代表者ではありません。ですので、問題は会社というよりも個人的に学びが少なくなり行き詰まりを感じているということでした。
創業当時は、ただがむしゃらで会社の成長と自分の成長がイコールだったのですが、ある時からそれがリンクしなくなり、ある程度、淡々と仕事をこなしても結果が出るようになっていきました。それを凄くつまらなく感じ、自分はもっと経営者として学ぶことがあり、成長できるはずだと思っていました。

Q2.参加しようと思った理由は何ですか?

参加している異業種交流会で安東さんが、「社長が3ヶ月不在でも成長する会社のつくり方」の講演をしているのを聞いたのがきっかけです。初めて聞いた時、この講演の内容は個人にも当てはまると感じました。
正直、自分はプレーヤーとしてやっていくことに楽しみを覚えていて、仕事は自分自身がどれだけ稼げるかが勝負だと思っていました。しかし、そうではなくて、経営者は組織をつくりルールをつくることが必要だと聞いた時、腑に落ちたんです。
自分が悩んでいる時のタイミングとちょうど合っていたのかもしれませんが、「いつまでも職人をやっていてはだめだな」と思い、参加を決めました。自分の成長を目的とした個人の想いからの参加でしたので、会社の経費ではなく、自腹で参加をしたことがとても印象に残っています。

Q3.Dreaming Roomを受講してみて、壁にぶつかった時はありましたか。それをどう切り抜けたのですか?

参加している時は、毎週壁にぶつかっていました。Dreaming Roomの普段自分が考えている視点とは違う視点から発想し、それを参加者の前でアウトプットするというルーティーンは大変でしたね。当日の朝まで考えて、もう時間がないから慌ててまとめるなんてことも多かったです。
一番大変だったのは、やっぱり最後のホワイトペーパーですね。普段から、何となく考えていた部分が、ホワイトペーパー作成の時には繋がらなくなってしまい、とても悩みました。今でもあの時のホワイトペーパーがベストで完成だとは思っていないんです。参加後、経営者として事業を行ないながら、さまざまな工夫をしているので、もしかしたらその中で当てはまることが出来ているかもしれないと思っていますが、まだまだ修正できるところがあると思っています。ただ、ホワイトペーパー作成の際に考えた自社のフレーズ、「世界中の会社に最適なオフィスを提供していく」だけは今でも腑に落ちています。

Q4.実際に参加して、会社内や事業あるいは自身の考え方で変化したことはなんですか?

社内での自身の動き方が変わりました。Dreaming Roomで生み出した「世界中の会社に最適なオフィスを提供していく」というフレーズから海外へ目を向けるようになり、参加後は上海・バンコク・シンガポールを訪れました。
社内ではプレーヤーの部分を減らし、組織づくりや、仕組みづくりに力を入れるようになりましたね。私たちの事業は専門知識が多く、それを全部しゃべれる人はなかなかいないんです。ですから、新人の子が一人前になり、お客さまも満足して、自分も満足する仕事ができるようになるまで3〜4年かかります。その間お客さまを待たせることもできません。今までは、自分が一緒についていってフォローしたり、最悪自分でやってしまえば良いと思っていました。でも、自分と同じことを全員ができないのなら、できることを分割しようと思ったんです。まず部署を2つつくりました。そこで、それぞれの部署に専門的な部分を任せ、その子たちが新人をフォローアップできるような仕組みをつくり、うまく機能しています。

Q5.今後の目標を教えて下さい。

日本一のオフィスファシリティ会社になります!日本一というのは、売上規模や、ブランディングの部分だけではなく、お客様に「一番あの会社に頼みたいよね」と思ってもらえる、日本一求められる会社です。

社内的には、従業員にどんどんマネジメント部分を譲っていきたいと思っています。現状の意思決定は役員が行なうことが多いのですが、そうではなく、社員全員ができるようにしたいです。みんなが必要だと思っていることをすぐに意思決定し、実行に移せる組織が理想です。まだ数人ではありますが、マネジメントの意識をもった人材も育ってきています。その人材に、少しずつ部署を任せて、全員で「日本一のオフィスファシリティ会社」への歩みを加速できればいいですね。

Q6.今後、Dreaming Roomに参加される方にメッセージをお願いします。

個人的な経験値でいうと受けた方が良いと思います。
どんな人であっても、悩みがない人なんていませんし、特に経営者の悩みは誰にでも相談できるものじゃないですよね。それに、経営者の悩みは経営者しかわからないことも多いです。Dreaming Roomは1つの空間に、様々なタイプの経営者が自分の問題を持ち寄り、真剣に話をします。こういうことが出来る場所はとても少なく、貴重だと思います。少しでも経営者として、成長を望むなら時間とお金を投資するだけの価値はあると思います

佐々木様、ご協力ありがとうございました!

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(インタビュアー:株式会社ブレインマークス 加藤優)

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