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2021.06.02

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マネジャーが育たない理由とは?

株式会社ブレインマークス

 

今回のテーマは「マネジャーが育たない理由とは?」についてです。中小企業では、社内のマネジャーが機能せず、社員の統括や現場の課題解決を経営者自身が行なっているという現状が非常に多く見られます。

また、実際に、マネジャーを育てていくためにどのように解決すれば良いかというご相談を弊社のクライアントさんからも頂いています。マネジャーが思うように育たず、機能していないことは、ほとんどの中小企業で起こっていることです。しかし、中小企業においてのマネジャー育成は非常に大切なこと。

今回は、マネジャーを育てるためのポイントをお伝えしていきます。

■中小企業のマネジャー育成の現状

社員が10人、15人程の中小企業であれば、経営者がフォローアップすることで全ての社員を育てていけるかもしれません。それでも、個人面談を30分〜1時間行なったりすることを考えると15人が限界であると言えるでしょう。

しかし、今後、組織として会社をしっかりマネジメントしていくことを考えると、中間管理職と呼ばれるマネジャーやリーダーが必ず必要になってきます。ただ、一人のマネジャーが見ることのできる社員は、基本的な業務との兼ね合いなどを考え、5人から最大でも7人程だと言われています。

つまり、社員が15人の会社の規模で考えても、マネジャーが最低でも2人は必要であるということです。また、マネジャーを増やすことは、その分、会社の規模も大きくすることが出来るため、中小企業の経営者にとって、マネジャー育成は非常に大きなテーマになるのです。

しかし、マネジャー育成に対して、真剣に力を入れて取り組んでいる中小企業の経営者はほとんどいません。何故かというと、経営者自身、マネジャー育成がどういったことなのか自分の中で落として込めてないケースが非常に多いからです。

経営者自身が落とし込めていないなかで、経営者が社員の中からマネジャーを抜粋すると、マネジャーに抜擢された社員は、思い思いのマネジメントをしてしまいます。

■マネジャーが持つべき視点

マネジャーは、会社としての視点持つことが非常に重要です。しかし、マネジャーは、自分の仕事を遂行しながらマネジメントを行なうため、部下の支援をせず、部下を自分のアシスタントのように扱ってしまうだけで、自身が部下の分まで成績上げてしまおうという考えに陥ることが多くあります。

つまり、マネジャー自身は、会社としての視点持ってマネジメントするよりも、人に時間を使うのが勿体無いという考えが先行してしまうのです。また、一生懸命マネジメントしようという思いがあっても、人に厳しく指導することに苦手意識をもってしまう場合も考えられます。中小企業は、社員数が少ない分、社内の人間関係を拗らせたくないという理由から、マネジメントすること自体を辛く感じてしまい、部下の機嫌を取るようなマネジメントも多く見られます。

このような状況になって一番恐ろしいことは、会社が向かう方向や、会社の考え方、経営者がこういった会社にしたいということを無視し、自分なりのマネジャーのイメージで、マネジャーを演じてしまうことです。そういったマネジャーに悪気があるのかと言うと悪気はなく、自分なりに一生懸命マネジメントを考えているはずです。

また、多くのマネジャーは、役職が上がることで自動的にマネジメントを頼まれるケースが多いのではないかと思います。そのため、マネジャーが会社の視点をもちながらマネジメントを行なうために、マネジャーはもちろん、経営者自身もマネジメントの型をしっかりと理解しておくべきなのです。

■マネジメントの型を理解する

基本的に、マネジャーのやるべき事は、管理業務です。経済が右肩上がりの時代の管理業務は、同じことを粛々とやっていくだけで良しとされていました。

ですが、今は変化が多い時代だからこそ、マネジメント業務も状況を見ながら進化していくことが必要になります。しかし、人を進化させる方法は、そこまで多くありません。ですから、基本的には、社員が目標を立て、その立てた目標を達成するために何ができるのか、一緒になって考えることがポイントになります。担当する自分の部門のマネジメントとしてどういったことができるのか、試行錯誤を繰り返して検証し、改善をして、業務のPDCAを回していきます。

また、人材育成のマネジメントでは、部下の目標を立てるサポートと目標のチェックを行います。目標を達成するためにマネジャーとして、部下を応援する。もし、目標達成が出来なかったとしても、マネジャーがアドバイスして改善を加え、また計画を練り直し、PDCAを回していくのです。

つまり、マネジャーの役割は、大きくふたつに分けられます。

・会社の目標をしっかりと理解し、その目標を達成するための目標を立て、業務のPDCAを回していくこと

・部下の目標のチェックをして達成出来るためのサポートを行い、人材育成のPDCAを回していくこと

マネジャーの役割をこのふたつで考えていくことで、マネジャーのやるべき事は非常にシンプルであることがわかります。マネジャー全員が、二つの役割のイメージをもっていれば、個々で考えたマネジメントではなく、会社の視点をもったブレないマネジメントを行なうことができます。

目標の立て方やチェックの仕方が難しく感じたり、そもそも部下をどう応援するべきなのかわからないという方もいます。人の指導は、そもそも非常に難しく、相手も傷つけたくないという思いから気も使うことも多くあります。

しかし、マネジメント業務の中で、しっかりとPDCAを回していく習慣があることで、マネジャー自身も成長ができ、マネジャーが経営者の考えを理解できるようになっていくのです。

■今日の結論

なぜ、マネジャーが育たないという悩みが出てくるのか、それは、経営者がマネジャーを育てる仕組みをしっかりと社内でつくっていないことが原因です。中小企業がマネジャーを育てるということは、経営者と共に苦労をしながら行なっていくことであると思っています。まずは、社員に対し、マネジャーの仕事とは、業務のPDCAと人材育成のPDCAを回していくことだと伝えてみてください。

また、マネジャーを育てるひとつの仕組みとして、人事評価制度もあります。そういった人事評価制度もしっかりと活用しながら、社内のPDCAを回していく仕組みをつくってみましょう。そして、経営者自身が率先し、業務のPDCAと人材育成のPDCAに沿ったマネジメント業務をこなすことで、必ず社内のマネジャーは育っていきます。

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