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2018.10.11

コンサルティング

「平凡な人材」で成果をあげる組織をつくれ!

安東 邦彦

世の中のほとんどの社長は、「元スーパービジネスパーソン」です。

そのため、自分がやってきたこと、自分では当たり前だと思っていることを
社員ができないと、もどかしくて仕方がないようです。

この状況は、会社を組織化し、拡大していく上で大きな障壁となってしまいます。
組織化を実現したいと考えるなら、
現状の「人」に対する考えを少し見直してみるべきではないでしょうか。

 

■社長が感じる「もどかしさ」

今回は、社長からの相談でもっとも多く、悩みの深い
「組織づくり」について考えてみたいと思います。

ここ最近、コンサルティングの場でご相談を多くいただくのが
「組織」や「人」にまつわる悩み。

その中でも特に
「優秀な営業マンが育たない」
「できる社員とできない社員の差が激しい」
といった課題をあげる方が多いように感じます。

考えてみれば、ほとんどの社長は「元スーパービジネスパーソン」です。
自分自身は難なくこなしてきたこと、
当たり前だと思ってやってきたことを、
社員がそのままできるとは限りません。

そんな状況にもどかしさを抱え続けている人も多いことでしょう。

 

■「社長が望む人材」は来ない

同時に、多くの社長が「何となく気づいていること」があります。

それは、普通の中小企業に
「社長と同じレベルの即戦力人材が入社するはずはない」ということ。

考えてみればこれは当然です。
社長と同じことができるスーパー人材なら、
もっと知名度や資本力を持つ大企業からも引く手数多でしょう。

社長が望む人材は、その会社には来ない

その現実に気付きつつも、
「いつかはスーパー人材が入社して、自分と同じように
経営者意識をもって自分を助けてくれるのではないか」
という幻想が捨てられないのです。

 

■平凡な人材が非凡な成果をあげる方法

その幻想は捨てましょう。

社長が心血を注いで考えるべきことは、

「どうすれば、平凡な人材が、非凡な成果をあげることができるのか」
「平凡な人材を優秀な人材に育てるトレーニング方法とは何か」
です。

そのために必要なシステムをつくるのです。

私は「安東さん、本当にいい人材っていないですよね」といつも嘆いている
25歳の経営者を知っています。

また、76歳のベテラン経営者も同じように顔をしかめながら、
「自分の仕事を任せられる人がいない」と会うたびに繰り返します。

ずっと優秀な人材を待っていてもめぐり合えません。
考え方を変えない限り、76歳になるまで
同じことで悩み続けることになるかもしれません。

 

■まずはあなたの理想像から

では、平凡な人材で非凡な成果をあげるために、何をしなければならないのでしょうか。

まずは、あなたの考える理想の行動を明確にすることです。

・あなたが理想とする営業とは?
・あなたが理想とする電話対応とは?
・あなたが理想とするものづくりとは?
・あなたが理想とするサービスとは?
・あなたが理想とする契約後のフォローとは?

そんな理想像を描いてみてください。

人は、頭の中にイメージしたものしかつくることはできません。
エジソンが電球を発明したのも、ライト兄弟が空を飛ぶ飛行機を実現したのも、
頭の中に完成型をイメージできていたからです。

あなたの理想を実現する最高の状態。
その状態を実現するためには、何が必要でしょうか?

理想像から逆算することで、今まで見えなかったものが見えてくるかもしれません。

心のリミッターを外し、成長する姿を非常識なくらい描くことも
時には必要なのです。

(安東邦彦)

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