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2018.09.18

コンサルティング

組織は「オーナーシップの文化」で強くなる

安東 邦彦

組織が一丸となって頑張っていきたい

多くの経営者がそう話します。

しかし、それを実現するために何が必要なのか、

いまいち分からないという方も多いのではないでしょうか。

 

一丸となって頑張れる組織を実現する為には、

目的(理念・存在意義・ビジョン)を実現するための企業文化を

つくりあげる必要があります

 

今回はそんな「企業文化」について一緒に考えていきたいと思います。

 

 

■企業文化は自然につくられるもの?

さっそくですが、

あなたの会社の「企業文化」は、いったいどのようなものでしょうか?

 

・とにかく誠実でまっすぐ

・社長が絶対

・若くて勢いがある

・ベンチャースピリットを忘れない

・家族のようにアットホーム

・チームワークが素晴らしい

・上下関係がなくフランク etc……

 

会社によって、さまざまな文化があると思います。

 

では、その「企業文化」はどのようにしてつくられてきましたか?

 

多くの経営者はこの質問に答えることができません。

なぜなら、「企業文化は自然に、なんとなくできるもの」だと考えているからです。

 

 

■企業文化は意図的につくるもの

 

しかし、企業文化とは「なんとなくできるもの」ではありません。

それは「意図的につくるべきもの」なのです。

 

マイケルE.ガーバーは、

 

“あなたのビジネスの成長を助けてくれる最高の人たちを引き寄せたいのであれば、

「意義」を追求していることを

イキイキと表現できる文化をつくらなければならない。“

 

と言っています。

 

言い換えれば、組織一丸となって頑張っていきたいと考えているのなら、

目的(理念・存在意義・ビジョン)を実現するための

企業文化をつくらなければならないということです。

 

そして、その一歩があなたの会社の中心的な価値観(コア・バリュー)を明確にすることにあります。

 

■個人なら「個性」。会社では……?

 

ここで一度会社のことを一度忘れて、

あなた自身の価値観について書き出してみてください。

 

あなたはどんな価値観で仕事をしていますか?

 

書けたら、ぜひ身近な人に見てもらってみてください。

 

「うわぁ、あなたらしいねぇ!」

「お前そのものだな」

 

そんなことを言われるでしょう。

 

あなたが書き出したその価値観は、あなたそのものを表しています。

価値観とはそれくらい、人の言動や行動に大きく関わっているのです。

 

価値観は十人十色です。

個人であれば、それを「個性」として受け入れてもらえることでしょう。

 

しかし、会社はそうはいきません。

個性を生かすことは素晴らしいことですが、

会社としての方向性を示すことがなければ、

多種多様な価値観の中でバラバラな組織となってしまいます。

 

たとえば、従業員10人の会社があったとして、

全員がそれぞれの価値観によってサービスを提供したとしたら、

お客さまに一定のサービスレベルを提供することができず、信頼を失う原因になりかねません。

 

だからこそ、会社としての価値観(コア・バリュー)を定める必要があります

価値観(コア・バリュー)を共有できているからこそ、

目的(理念・存在意義・ビジョン)の実現に向かって大きな成果をあげていくことができるのです。

 

 

■オーナーシップの文化

 

働く従業員が会社の成長を「自分ごと」としてとらえ、行動する。

このような状態をマイケルE.ガーバーは「オーナーシップの文化」と呼んでいます。

 

オーナーシップの文化があれば、

従業員もあなたと同じくらい仕事や会社を気にかけてくれるようになります。

また、お金以上の「意義」を感じることができる文化は、

従業員の人生を豊かなものにします。

 

従業員が働く意義を感じ、経営者と同じくらいの熱量で仕事と向き合う会社。

かたや従業員は働く意義を見出せず、うまくいかないことを会社のせいにばかりにする会社。

 

あなたはどちらの会社をつくりたいですか?

 

(今泉勇太)

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