最初は、「社長が3ヶ月不在でも成長する会社のつくり方」という小冊子を読み、ブレインマークスに興味を持ちました。その後、「独自の企業文化をつくる『理念経営』」というDVDを追加注文し、その内容に感銘を受けたんです。当時の私の悩みを解決する方法がそこにあったからです。当時、社員とのコミュニケーションがうまくいかず、相次いで人が辞めていました。その影響を受けて、売り上げも停滞。毎日毎日、「会社は今のままで良いのだろうか…」、「社員とはどのように関わるべきか…」と、一人悩み続けていました。今思えば、何かを変えなければいけないが、どうすればいいのかわからない。そんな身動きが取れない状態になっていたんだと思います。だからこそ、ブレインマークスのDVDは衝撃でした。見終わる頃には、「このままの経営を続けていたら、自分が理想とする会社をつくることはできない。今、変わらなければ。」と、自然と覚悟が決まっていました。同時に、本当に私が作りたい会社も、明確に浮かんできたんです。「社員と一緒に未来を目指す会社」。これ以外ありませんでした。すぐにブレインマークスさんに連絡し、コンサルティングを受講することに決めたんです。
社員を巻き込んだコンサルティングですね。この取り組みは、社員にとっても、私にとっても大きな気づきと変化をもたらしてくれました。私はこの取り組みを通じて、「経営者であっても、1人で背負い込まなくていい。第三者の力を借りることで、会社が変化することもある」ということを知りました。今後の経営において凄く重要な視点だと思います。
コンサルティングを受ける前の自社は、取り入れたものがことごとく「崩壊・消滅」していく会社でした。私自身、なんとか会社を良くしたいという思いが強かったので、独学で色々な取り組みを社内に導入していたんです。ルールブックや組織図の作成など、「経営において重要だ」と言われることは一通りやったと思います。そんな想いとは裏腹に、それらは運用されることもなく、時間の経過と共に自然消滅していきました。「良くしたい」と思って導入しているわけですから、その様子を見るのは悲しいし、悔しかったです。
しかし、ブレインマークスさんと出会い、ふと「もしかしたら僕が伝えている限り伝わらないのでは……?」と感じたんです。早速相談し、ブレインマークスさんに社員と僕の間に介在してもらうことにしました。行なってもらったことは、「僕の思いの代弁と、社員の意識・行動変革」です。「なぜ、社員と一緒に未来を目指す会社を作ろうと思っているのか」「どんな未来を共に実現したいと思っているのか」。定期的に金沢まで来て、徹底的に社員に話してくれました。「自分達の仕事の意義」「やるべきこと」を繰り返し伝えることで、徐々に変化が生まれてきました。特にうれしかったのが、社員が自分達の行動に“納得感”を持って、取り組んでくれるようになったこと。やらされているではなく、一人ひとりが責任感を持って働いてくれているのがわかります。それは、ブレインマークスさんの会議が社員にとって「安心して話せる場であり、会社にも自分の思いを伝えられる場」だったからだと思います。ここまで来るのに、ある程度時間はかかりましたが、着実に自分の理想の会社へ向かっている「変化」を感じています。きっと、私1人ではこの変化は起こせませんでした。
やはり「自分の思考」が一番大きな変化です。毎日未来に対する不安を抱え、現場で働き続けていた私が、「経営者として何をすべきか」という思考の癖を身につけました。以前は、自分の考えと異なる意見を持つ社員に対して、ネガティブな態度を取ってしまったこともありました。しかし、ブレインマークスで学ぶうちに、「これは正しいコミュニケーションではない。会話や気持ちのキャッチボールができていない」と気づいたんです。コミュニケーションはお互いを理解することから。当たり前のことのようですが、経営者としての責任や孤独さがそれを見えなくさせていたんです。今思えば、以前の社員とのコミュニケーショントラブルは、全てここから起こっていたんですね。
そこから「経営者として本当にやるべきことは何か」を徹底的に考えました。その後、私が見つけた答えは「目指す会社の未来を示し、そこに社員を巻き込んでいくこと」でした。
最近では自分の考えと異なる社員の意見も受け取った上で、僕の想いが「どうしたら伝わるのか、どうしたら同じ未来に向かっていけるのか」を考え、丁寧に伝えることに力を注いでいます。
また、その時知ったガーバーのメソッドについて、もっと知りたいと思ったのも受講のきっかけです。ガーバーメソッドでは「職人」「マネジャー」「起業家」という人格の中で「職人」から抜け出して「起業家」としての人格を重視する必要があるとしています。その考え方がとても腑に落ちて、もっとこのメソッドについて知りたいと思いました。
今後は、コンサルティングで受けた内容を会社で運用・浸透させて、さらに変化を起こしていきたいと考えています。キャリアプランや虎の巻、社内ルールなどを「とりあえず」つくるのではなく、しっかりと変化を起すために作りこみ、継続する。以前のように簡単に諦めたりはしません。経営者として、会社にプラスの変化が起こるまで、諦めずに皆と共に頑張ります。
また、僕自身の意識や思考が職人から「経営者」への変化段階に来たと感じているので、それもレベルアップしたいですね。次は「実行・改善」。こちらも継続して頑張っていきます。
ブレインマークスのコンサルティングを受けることで、今まで悩んでいた社員とのコミュニケーションや会社の雰囲気などが大きく変わりました。それは、僕の経営者としての意識を高めてくれるプログラムを受けたことや、社員全員を巻き込んでコンサルティングを受けたからこそだと思います。その結果、僕も社員も「自分はこの会社の一員である」と実感を持ち、相乗効果で変化が起きました。時間はかかりますし簡単ではないですが、ブレインマークスさんなら、みなさんが今持つ悩みに対して、きっと良い変化を起してくれるはずですよ。