知らないと損する「夢の掲げ方」 | 中小企業の経営コンサルティングならブレインマークス
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2018.12.04

コンサルティング

知らないと損する「夢の掲げ方」

安東 邦彦

「なぜ、あなたは会社を経営しているのですか?」

この問いが、あなたの経営に大きな影響を与えていることは間違いありません。

あなたの会社を経営する動機が
「自分のための夢」の実現なのか、
それとも「誰かのための夢」の実現なのかによって、
あなたの行動も周囲の行動もまったく違うのです。

今回は、成長企業に求められる「夢の種類」と「掲げ方」について、考えてみたいと思います。

 

■「自分のための夢」に訪れる限界

「なぜ、あなたは会社を経営しているのですか?」

そう問われて、何と答えますか?

会社を経営する理由が、
「自由気ままで、誰にも雇われることなく、豊かな暮らしがしたいから」
「自分の可能性を試したいから」

という動機に留まっているのなら、あなたの会社成長はいつか限界を迎えてしまうでしょう。

あなたは日頃、「お客さまのため」と言葉では繰り返しているかもしれません。

しかし、会社を経営する動機が「自分のための夢」の実現だけなら、
「自分が楽しいことをやりたいようにやる」という思考から抜け出すことはできないのです。

しかも、

「オレは有名な経営者になりたい」
「もっと儲けてオレが早期リタイヤできるようにお前たちもがんばってくれ」

と考えている社長のもとで、従業員は一生懸命に働くことができるでしょうか?
答えはもちろんノーでしょう。

 

 

■「誰かのための夢」によって行動が変わる

「自分のための夢」を実現するために運営されている会社には、
従業員も社外のパートナーも顧客も、熱心に協力をしてくれることはありません。

そのような会社は、遅かれ早かれ衰退していくのです。

一方では、

「地域の活性化を実現したい」
「日本の食卓を豊かにしたい」
「お客さまの人生に豊かさを届けたい」

といった「誰かのための夢」を掲げている経営者もいます。
こうした動機の経営者は、行動も違います。

顧客のため、地域のための夢を実現するために自分の変化が求められれば、
多少苦しくても努力するでしょう。

 

■誰かへの役立ち=会社の発展

「誰かのための夢」を掲げることは、従業員の意識や行動も変えます。

会社が発展することで

「地域が活性化する」
「お客さまの暮らしが変わる」
「お客さまの人生が良くなる・楽しくなる」

と従業員が感じられるなら、
業績拡大に対しても前向きに取り組んでくれるはずです。

 

持続的に成長できる会社は、必ずと言っていいほど
「誰かへの役立ち=会社の発展」となる夢を持っています。

あなたの会社を経営する動機が、「自分のための夢」の実現なのか、
それとも「誰かのための夢」の実現なのかで、
あなたの行動も周囲の行動もまったく違うのです。

あなたの会社が掲げる夢は、「誰かのための夢」になっていますか?

(安東邦彦)

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