ブログ

ブログ

BLOG
blog

2019.12.05

コンサルティング

会社を「自分の代」で終わらせないために(第2回) 〜20代社員は2050年も「現役」

安東 邦彦

事業承継は10年でも足りない?

 

自分よりも若い社員を雇った瞬間から、中小企業経営者は

「この会社を存続させなければならない」という責任を負います。

 

とはいえ経営者も一人の人間です。

やがて来る肉体的・精神的な限界の前に、

会社を次の世代へバトンタッチしていくことを考えなければ、

会社を長く続けさせることはできません。

 

ブレインマークスについて言えば、私自身はこれから5年あまりをかけて

会社を完成まで導きたいと考えています。

 

まずは2025年に向け、私自身が最前線に立たなくてもいい状態にするため、

少しずつ現場から離れていく。

 

そこからはさらに10年ほどをかけて、事業承継を進めるつもりです。

 

事業承継に10年と聞くと、人によっては目を丸くされるかもしれません。

そんなに時間が必要なのか? と。

しかし、私個人の歩みを振り返れば、10年ではとても足りないようにも思います。

経営者となって10年で半人前。20年でようやく一人前。

 

そんな感覚があるからこそ、10年という承継期間の効果を最大にするための

プランを考えておかなければならないと思うのです。

今回はさらに踏み込んで、中小企業の事業承継について、

ブレインマークスを例に私の考えを書いていこうと思います。

 

現場は「実際に経営してみないとわからないこと」だらけ

 

後継者となり得る人材に、

今のうちから伝えていかなければならないことは何でしょうか?

 

理念やビジョンに込めた思い、創業時の苦労、会社と従業員の関係……。

 

さまざまなものが挙げられると思いますが、何よりも重要なのは

「経営者としてのマインドセット」ではないでしょうか。

 

経営者であれば、多くの方がうなずいてくれるはずです。

会社経営の指南書やセミナー、あるいは経営コンサルタントは

世の中に数え切れないほどあふれ返っていますが、

現場は「実際に経営してみないとわからないこと」だらけですよね。

 

そのため、2025年時点でブレインマークスがある程度の完成形となったら、

後継人材のために子会社をつくる方法も有効だと思っています。

 

経営者としての実践。

それをいかに積み重ねられるかが勝負なのかもしれません。

10年後、20年後、30年後のことを、どこまで具体的に考えられるか

 

2025年は、ブレインマークスという会社を一つの完成形とする目標地点です。

 

私はそれまでの間に、現場の第一線から退かなければならないと考えています。

なぜならその先の10年、事業承継を進めていくための期間には、

国内市場が厳しさを増していることが目に見えているからです。

 

2030年、あるいは2040年くらいまではまだ大丈夫かもしれません。でもその先は……? もしかするとブレインマークスは、

アジアに打って出ていかなければならないかもしれない。

 

実は現時点でも、中国の企業から問い合わせが来ることがあります。

市場に何とかついていこうとして急激に成長しているものの、

組織のあり方や経営メソッドが追いついていないケースが多いのです。

 

だから、私たちの事業のチャンスもあります。

世界で戦うことを本気で考え始めるときが来ています。

 

10年後、20年後、30年後のことを、どこまで具体的に考えられるか。

それもまた、現在の経営者に課せられた使命でしょう。

 

30年後といえば2050年です。

あなたの会社にいる20代の社員は、うまくいえば現役で活躍しているはず。

 

あなたが作り上げた事業を守り、発展させてくれているかもしれないのです。

 

(安東邦彦)

この記事をシェアする

おすすめの記事